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『ファークライ ニュードーン』核戦争後のサバイバル生活を生き抜け!

『ファークライ ニュードーン』核戦争後のサバイバル生活を生き抜け!

17年後のキャラクターたちと共闘!

主人公はプロスペリティの再建を目論む人々の女性リーダーと序盤で手を組むことになります。実は彼女、前作のミッションで出産の手伝いをした、ニックの妻キム・ライだったのです。そして、冒頭で活躍するカルミナという女性は、そのとき産まれた娘です。カルミナは核が落ちたときには生まれたばかりの赤ちゃんでしたが、6歳のときに初めてシェルターを出てたくましく成長し、母のキムを助けながらプロスペリティ復活に向け精力的な活動をしています。彼女の名前“カルミナ”は、彼女の父のニック・ライの愛機と同じ名前。「アラあのときの赤ちゃんがもうこんなに大きくなったの? 時の経つのは早いわねえ~!」と、ついつい親戚のおばちゃん気分に浸る筆者なのでした。カルミナは、最初に力を貸してくれるガンフォーハイヤーでもあります。ダイナマイトを自在に操り、派手に戦うカルミナの立ち回りは爽快!

▲キム・ライと、娘のカルミナ・ライ

▲勇ましく、年頃の無邪気さも垣間見えるカルミナは、魅力的なキャラクターです

このように、前作に登場した個性的なキャラクターの何人かは17年後も生存していて、会うことができます。凄腕の銃使いグレース・アームストロング、強い心でホープカウンティの人々を勇気づけるジェローム牧師など、再会すると嬉しくなってしまうキャラクターたちは、今回も主人公に平和を取り戻すための依頼をしたり、力を貸してくれたり。特にジェローム牧師は今回初めてガンフォーハイヤーとして加わってくれる頼もしい存在です。カルミナやジェローム牧師のように、直接主人公に同行して力を貸してくれるキャラクター以外にも、スペシャリストと呼ばれる特殊な技能を持った人間を各地から救出し仲間に加えることができれば、プロスペリティにとって非常に心強い存在となります。そしてプロスペリティに8つある施設の作業台、爆薬ラボ、訓練所、診療所、ヒーリングガーデン、ガレージ、探索、地図屋をエタノールを使ってアップグレードさせていくことで、より強力な装備を着けることができたり、ファストトラベルできる場所が広がったりして、さらに危険な場所に足を延ばす準備ができます。

▲核戦争後の世界だからなのか、本作にはお金の概念がありません。何をするにも物資がものを言うのです

▲敵の基地を叩いて、自勢力の拠点とすることができます

どの施設のアップグレードにもエタノールが必要ですが、道端にいるハイウェイマンなどを倒したくらいでは手に入らないのです。彼らの基地にまとまった数が貯め込まれているので、そこを狙うのが早いでしょう。基地の制圧条件は、そこにいるハイウェイマンを全員排除することです。なので筆者は、基地に突入するまえに遠距離からSVD(ドラグノフ狙撃銃)でスナイプしてハイウェイマンの数をある程度減らしたのち、ショットガンに持ち替えて正面突入するという、慎重なんだか無鉄砲なんだかわからないような方法で楽しんでいます……。いったん基地を手に入れ資材を回収したあとに手放すと、さらに強力なハイウェイマンがそこを占拠するようになります。強力な守りの基地を再び陥落させると、さらに多くのエタノールが集められます。基地の難度はレベル3まであり、最高難度の基地奪還は、かなり難しい戦いになるでしょう。

▲ハイウェイマンが飛行機から各地の仲間に向けて落とす補給物資を奪ったりも。物資の配りかたが雑なので、落ちてきた荷物はハイウェイマン同士でも奪い合いになるらしいです。まあ、我先にと現れるハイウェイマンを始末して、私が中身をいただくんですけれどね!

自勢力を増強してハイウェイマンに立ち向かっていくと、その先には何があるのでしょうか。エデンズ・ゲートの残党は“ニュー・エデン”と名乗り、不気味な存在感を放ちながら確かにホープカウンティに存在し続けています。初期の段階では、落ちぶれたカルト宗教の残党が身を寄せ合っているのかという印象でしたが、徐々に、教祖・ジョセフの影がちらついてきます。彼は生きているのでしょうか。そして、生きているとすれば彼の目的は何なのでしょうか。

▲カルミナが少女時代を回想するシーン。なんと、カルミナはジョセフと接触していた!?

この物語に登場するのは、主人公が所属するプロスペリティ、ミッキー&ルーが支配するハイウェイマン、ジョセフ・シード率いるエデンズ・ゲート改めニュー・エデン。これからこの3勢力の三つ巴に発展するのでしょうか、それとも……?

前作の敵、カルト教団エデンズ・ゲートとは別種の恐怖で地域を蹂躙する“ハイウェイマン”という新しい脅威と戦っていくことになる本作。『ファークライ5』では、ストーリー本流の攻略以外のサイドストーリーが豊富に用意され、攻略のしかたもプレイヤーが選び取っていくという自由度の高さが大きな魅力のひとつでした。本作はその自由度を保ちながら、資源の確保という非常にシンプルで大きな目的を持たせたことが本流を見失わない工夫のひとつで、全体としては遊びやすくなっていると感じます。とはいえ、サブ要素の面白さもやはり健在。謎解き要素もある宝探しや先ほど紹介したスリルたっぷりの探索に、やっぱり時間を忘れて夢中になっている筆者です……。次回は、自キャラの強化、乗り物、釣りや狩猟など、ホープカウンティでのサバイバルについてさらに紹介していきます。

最後に、オマケエピソードを紹介します。遊び心を感じる作り込みですよ。

▲あっ! ルーのパンツに“コーソクドーロ”とカタカナで書いてある

▲下っ端ハイウェイマンのパンツにも。ローマ字でも併記してあるのがまた面白い

ハイウェイマンたちのパンツには必ずこれが書いてあります。日本語を操る私たちからすると、なんとなく可愛らしい感じに見えますね。ハイウェイマンとは、暴走族みたいなニュアンスの名づけなんでしょうか……?

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■タイトル:ファークライ ニュードーン
■対象年齢:18才以上対象
■メーカー:ユービーアイソフト
■対応ハード:PlayStation®4、Xbox One、PC
■ジャンル:アクションアドベンチャー
■発売日:発売中(2019年2月15日)
■価格:通常版(パッケージ版・ダウンロード版) 各5,400円+税


『ファークライ ニュードーン』オフィシャルサイト

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