役者としての挑戦心を奮い立たせてくれる
今作は人と出会う奇跡がテーマになっているように感じましたが、『命売ります』(18)のときのインタビューでも感じたのは、東さんは石丸さち子さんとの出会いが奇跡だったと思います。
たしかにそうですね。ただ、“スカピン”で初めてお会いしたときの印象は、怖かった(笑)。ラッパが鳴って僕らピンパーネル団がひとりひとり登場するシーンの稽古で、一人目が出て行った瞬間に「違う!」とダメ出しをされたんですけど。僕は4番目ぐらいに出る予定だったので、「何が起こったんだ?」と不思議に思って(笑)。“スカピン”では本当に、石丸さんの熱量に当てられて、甘ったれた自分を叩き直してもらいましたね。
今作に臨むにあたって、石丸さんから言われたことはありますか?
プレ稽古のときに「今までは、東のスタイルで乗り越えられたものがあったかもしれないけれど、今回は“本物の東”で勝負していこう」とおっしゃられました。石丸さんは厳しいダメ出しもされますが、最終的には笑ってくれるし、優しくて親身に接してくれる方です。けれど、どこか見透かされている印象もあって、「これでいいのか、そんなものなのか」と役者としての挑戦心を奮い立たせてくれる気がします。

この作品は自分のアイデンティティを探すお話でもあると思います。東さんは役者としてご自身をどのようにご覧になっていますか。
“若手未熟俳優”ですね。そこからまずは“未熟”を取って“若手俳優”になりたい(笑)。というのも、初めて主役をさせていただいた『命売ります』のときに、もっといろいろな舞台を経験しないといけないと痛感して。 “スカピン”でも主役の石丸幹二さんを見て学ぶことがあったし、『命売ります』のときも名だたるベテラン俳優さんとご一緒してたくさんの勉強ができました。まだまだ学ぶべきことがたくさんあります。
演劇ではセンシティブなことも、伝えることができる
今作は東日本大震災をひとつのモチーフにしていると思います。そんな繊細な問題にどのように取り組んでいこうと思いますか。
震災に関してだけではないのですが、これから先の未来に誰かが紡いで伝えていかないといけないことがあると思うんです。時が経つにつれて「もうすぐ3・11だ」と思い出す人が減っていくのは残念なことで。でも、演劇ではセンシティブなことにも触れることができるし、伝えること、思い出させることができる。今作でも、震災を考えるきっかけになれば嬉しいですし、困難もあるけれど、それを乗り越えればいつかハッピーな出会いが生まれるということも伝えられたらいいなと思います。
『命売ります』もそうだったと思いますが、社会的な題材や重たいテーマを扱う舞台を経験してみていかがでしたか。
『命売ります』は、毎日が戦いでしんどかったですね(笑)。自分に負けたら作品が折れてダメになってしまうという思いで必死にお芝居をしていました。けれど、本番は新しい発見の連続で。お客様にしっかりしたお芝居を見せるというボーダーラインを越え、もっと上のレベルの表現をしたくて、それができなかった悔しさも日々あったし、貴重な経験でした。
『命売ります』や“スカピン”など本格的なストレートプレイやミュージカルを経験して、ふたつの違いを改めてお感じになられましたか。
ミュージカルは歌の力があるので、とにかく音楽の力が大きくて、ストレートプレイは役者の力だけで表現するもの。僕はまだ未熟なのではっきり言えるわけではないのですが、ストレートプレイは人との対話によって出来上がるから、取り繕うとせずに、相手から投げられたものを丸裸で返す必要があると感じるようになりました。ただ、僕は喋る声がストレートプレイでもミュージカルっぽく聞こえてしまうと周りから言われるので、そういったところをどうしていくかが今後の課題でもあります。今作も、ふたりだけの濃密な会話がありますし、飛行機内でのシーンはストレートプレイに近いと思います。歌になれば歌の力で見せる必要があるので、お芝居はこれまで経験したストレートプレイを活かしつつ課題を克服しながら、歌は豪快に見せたいですね。
公演場所は“DDD青山クロスシアター”で、お客さんとの距離が近い劇場ですね。
お客様の間近でお芝居をするから緊張しますね。大劇場だと照明で客席がまったく見えなくなったりしますから。ただ、「小さい劇場だからこうしよう」という演技プランは特に考えてなくて、板の上に立てば僕と青野さんの世界になるので、いつもと変わらず、あまり気負わずに演じることができると思っています。
公演は1ヵ月近くにおよびますね。
これだけ長い期間をふたりで千秋楽まで走り抜けるために、まずは健康に気をつけたいと思っています。なので、体力をつけるためにジムに通います(笑)。それから難曲が多いので喉のケアをしながら、青野さんと無事に乗り越えたいですね。自分としては、この特別な公演を経て、役により深みを出せる役者に成長できればいいなと思っています。
この作品で、オレンジ色に染まりましょう!
それでは、見どころをお願いいたします。
今作のセットは客席が対面したセンターステージなので、いろいろな角度から、小劇場ならではの濃密なお芝居を観ていただけます。人と人との出会いの大切さや、ふたりの関係性が一番の見どころだと思いますが、温かくてハッピーな作品で、曲も素晴らしいので、ぜひ劇場に足を運んで楽しんでいただければ嬉しいです。
最後に、『Color of Life』はとても意味深なタイトルのような気がして。人それぞれが持つ性格や特性をカラーで表現しているような気がしました。
今作は7つの色を使って心模様を表現しますが、僕の人生の色は……グレーですかね(笑)。まだどんな色にでも染まってしまう危うさがあると思っているので。でも、それを乗り越えれば何色にでも染まれる。その中で、あえてなりたい色を挙げるとすれば、オレンジ色でしょうか。オレンジは幸せに感じる、温かくておだやかになれる色なんです。僕は人の雰囲気をカラーで表すのが好きなのですが、たとえば、僕の母はオレンジで、父が黒で、兄が青で、僕はやっぱりグレー(笑)。僕もお客様も、この作品で、オレンジ色に染まりましょう!
【募集終了】抽選で2名様に東 啓介さんの直筆サイン入りチェキをプレゼント!

※賞品はお選びいただけませんので予めご了承ください
応募期間
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2月20日(水)~2月27日(水)23:59
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New Musical 『Color of Life』
プレビュー公演:2019年4月26日(金)相模女子大学グリーンホール 多目的ホール
東京公演:2019年5月1日(水)~5月27日(月)DDD青山クロスシアター
プレイガイドチケット先行発売日:2019年2月20日(水)AM10:00〜
チケット一般発売日:2019年3月2日(土)AM10:00~
STORY
男は画家。大震災を機に、画題を見失ってしまった。
女は女優。心から愛した同性の恋人と死に別れたばかり。
ふたりは、飛行機で偶然隣り合わせになり、惹かれあい、N.Y.の彼女の部屋で一緒に暮らし始める。
二重国籍で同性愛者の彼女と、絵を描くこと以外に世界と繋がる方法のなかった彼は、相手に向き合い、自分と向き合っていく。
パレットの上で混じり合う絵の具のように、人生が響き合い、新しい色が生まれていく。
でも、やがて観光ビザの決めた90 日の猶予が近づいてきて……。
脚本・作詞・演出:石丸さち子
作曲・編曲:伊藤靖浩
出演:
東 啓介 青野紗穂
東 啓介(ひがし・けいすけ)
1995年7月14日生まれ、東京都出身。最近の主な出演作品には、舞台『命売ります』、ミュージカル『マリーゴールド』、ロックミュージカル『5DAYS ~辺境のロミオとジュリエット~』、ミュージカル『マタ・ハリ』、ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』などがある。