Interview

浪川大輔の福山潤イジりに「嫉妬する自分がいる」…!? 『明治東亰恋伽』声優・KENNに聞いた、主題歌&アフレコ現場のちょっとイイ話

浪川大輔の福山潤イジりに「嫉妬する自分がいる」…!? 『明治東亰恋伽』声優・KENNに聞いた、主題歌&アフレコ現場のちょっとイイ話

あらたにアニメ版においての菱田春草を作っていこうと思いました

そんな「明治東亰恋伽」の中でKENNさんが演じられている菱田春草を初めて演じたときはどのようなことを考えていらっしゃいましたか?

KENN 菱田春草をいちばん最初に演じさせていただいた頃を思い出してみたんです。初めてお話をいただいたときは、「存在した歴史的な偉人を演じるだって!?」って思ったんです。これまでにも擬人化作品はあったとは思うんですけど、改めて自分にとっては人物の擬人化は多くはなかったと思うんです。

そんな中、初めて歴史上の人物の擬人化を演じるということで、すごく構えちゃった部分もあったんですけど、でもいろいろと考えてみて、「考えるのはやめよう」と思ったんです。なぜなら、僕の解釈ですが、元々いらっしゃった方の特徴は引き継ぐにしても、あらたにイラストを描き起こしたり、脚本もあらたに物語を演じるための脚本でもあるので、あまりご本人を意識しすぎると自分が菱田春草を演じるにあたって表現が狭まっちゃうかな、と思ったんです。だから深く考えるのはやめました。あらたにアニメ版『明治東亰恋伽』においての菱田春草を作っていこうと思いました。もちろんご本人様へのリスペクトはあった上で。そう考えると肩の荷が下りたではないですが、気持ちが楽になったんですね。だからフラットな気持ちで臨めましたね。

あらたに発見したところはありますか?

KENN 春草はすごくかわいいんですよ。「本当はこう思っているのに、こんなふうに言っちゃうのかな」とか、僕は7年も一緒にいるから彼のことはわかるんですよね。ついつい知っているが故にそのアプローチの本当の裏側を感じてクスと笑ってしまうんですけど。春草は今回アニメーションで改めてやらせてもらって「学生らしいなぁ」と思いました。等身大の学生というか、10代の若者が甘酸っぱい恋をしているな、みたいな。

ただ、あらたな発見というか、今回のアニメーションで(ヒロインの綾月)芽衣ちゃんと過ごしていくキャラクターたちを、いち視聴者として物語を客観的に楽しんでいくうえで、やっぱり今まで感じてこなかった部分もあるし、この人はやっぱりこうだよなという安心感すら覚えるいつものやりとりももちろんあるので、とても不思議な感覚ですね。新鮮さと今まで通りの安心感、その両方がありますね。

アフレコ中の印象的な出来事はありますか?

KENN 本当に浪川さん(浪川大輔、森 鴎外役)が気遣いの達人で。気持ちよく弄ってくださるんですよ、毎週。しかも全員に対してですよ。芽衣役の諸星すみれさんも若手だから緊張するかもしれないのかな、と思って気遣って話しかけたりとか。僕ら後輩に対しても弄ってくれたりとか。ただ隣に座っている福山さん(福山潤、藤田五郎役)のことだけはめちゃくちゃ弄るんですよ。「なんでだろう」ってくらい(笑)。

今までそこまでの姿はあまり見たことがなくて。隣に座っているからたまたまかもしれないんですけど、福山さんに対しての弄り方が結構、ボリュームたっぷりで。それに嫉妬しちゃっている自分がいるんですよ。「なに、この気持ち!?」みたいな。福山さんとは逆側の浪川さんの隣の席が空いているんだけど、そこは敢えて座らないんです、僕。ちょっと恥ずかしい(笑)。だって「(収録も進んでいる中)なんで今さら隣に座ってるの?」って思われたら恥ずかしいですから。

アフレコの席は特に決まっているわけでもないんですけど、だいたい最初に座った順で毎週同じく座るようになっていくんですけど、僕ははじっこで、泉 鏡花役の岡本信彦くんの隣で、あとは逆の隣にはゲストさんがよく座るかもしれないです。いちばん初めのアフレコのときに、さすがに浪川さんの隣に座るのは……と気を遣ってしまって。芽衣ちゃん、浪川さん、僕、みたいな並びになってしまうのもな、と思ってしまって離れて座ったんですけど、そうしたら福山さんが普通に(浪川さんの)隣に座ったから……アフレコ現場では福山さんがセンターに座ってます。でもやっぱり……ちょいちょい福山さんを弄っているのを見ていると、嫉妬していると言っても過言ではないです。

取って出しの楽しいお話を聞けてしまいました(笑)。

KENN それはよかったです(笑)。

TVシリーズだからこそできるお話もあると思うので、そこも楽しんでいただけたら

KENNさんご自身が楽しみにしているところもあると思いますが、このアニメーションを楽しみにしている皆さんへ見どころを教えてください。

KENN 時間の概念を飛び越える、と言ってしまうと大袈裟かもしれないんですが、特に、楽しいものとかって集中していると時間ってあっという間に過ぎてしまうじゃないですか。今回の『めいこい』のアニメーションは本当にそうで。「あっという間にAパート終わっちゃった」「もうBパート終わっちゃった」「1話、終わっちゃった」みたいな感じを毎回アフレコ現場で感じているので、(物語のナビゲーター的な役割の)チャーリーが時間操作をしているんじゃないかと思っちゃいます。『めいこい』は。だから視聴者の皆さんの時間すらも超越させているんじゃないかと思えるくらい面白い。

見どころがめいっぱいですね。

KENN そう。だから本当に鴎外さんがしゃべっているときとか、体感時間が短くなっているような感じがするんです。あ、でも僕、鴎外さんを贔屓しすぎだな。ほかの皆さんもすごくいいんです。でも監督節が随所に表れているところも見どころですし、劇場版だと描けないような物語や時間の使い方というところも、TVシリーズだからこそできるお話もあると思うので、そこの緩急も楽しんでいただけたらなと思います。……これくらいかな。言えることは。

では最後に今回のインタビューをご覧になっている皆さんへメッセージをお願いします。

KENN 今までのファンの方々にはもちろん楽しんでいただける内容になっていると思いますし、今回から「『めいこい』ってなに?」と思ってこの記事を読んでいる方にも楽しんでもらえるように、我々も楽しみながらみんなで一緒に作らせていただいたので、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。余すところなく、楽曲、アニメーション、すべてをよろしくお願いいたします!

TVアニメ『明治東亰恋伽』

放送中

TOKYO MX 毎週水曜 23:30~
テレビ愛知 毎週水曜 26:05~
サンテレビ 毎週土曜 25:00~
KBS京都 毎週日曜 23:00~
BSフジ 毎週日曜 24:30~

【キャスト】
綾月芽衣:諸星すみれ
森鴎外:浪川大輔
菱田春草:KENN
川上音二郎:鳥海浩輔
泉鏡花:岡本信彦
藤田五郎:福山潤
小泉八雲:立花慎之介
岩崎桃介:細谷佳正
チャーリー:森川智之

【スタッフ】
監督:大地丙太郎
キャラクターデザイン・総作画監督:山中純子
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
原作:MAGES./LOVE&ART

©LOVE&ART/めいこい製作委員会

TVアニメ『明治東亰恋伽』オフィシャルサイト

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