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22年経っても楽しい! 『ポケモン ピカ・ブイ』はどんな進化を遂げたのか?

22年経っても楽しい! 『ポケモン ピカ・ブイ』はどんな進化を遂げたのか?

動いている野生ポケモンにドキドキ

もうひとつの大きな変更点は、野生ポケモンが目に見えるようになったこと。これまでは野生ポケモンは画面に表示されず、草むらなどを歩いていたら一定の確率で遭遇する“ランダムエンカウント”方式だったのが、あらかじめ画面上に見えているポケモンに触れて遭遇となる“シンボルエンカウント”方式に変更されているのです。つまり、遭遇したくなければ避けて通ることも可能。ポケモン育成もサクサク進みますが、冒険もスピーディーに進めることができるというわけです。

これまでのランダムエンカウントでは、狙ってポケモンを捕獲することはちょっと難しかったですが、今作でフィールド上を歩いているポケモンを見つけ、「あ、ガーディがいた!」などと自分から野生ポケモンに接触していくのは、個人的にとても新鮮な感覚でした。また、すぐには行けない柵の向こうにポケモンの姿が見えていて、「早く捕まえないと!」と焦りながら回り道をして出現場所に急行したら、もうポケモンはいなくなっていた……なんていう経験も初めてでした。この、駅にダッシュしてホームに到着した瞬間に電車が出発してしまったような悔しさ、なかなかいいですね。逆に闘争心をかき立てられます。筆者にMっ気があるからかもしれないですが……。

▲『ポケットモンスター』シリーズ初、目に見える野生ポケモン登場。ポケモンたちが常にフィールド上を動いている

まだ筆者は遭遇していないのですが、シンボルエンカウント方式だと、野生の“色違いポケモン”も画面に見えていることになりますね。『ポケットモンスター』ビギナーの方のために説明すると、同じポケモンでも体の色が違う個体がいて、ものすごく出現しにくくなっています。しかも体が光ったりしてカッコいいです。今までのランダムエンカウントでも遭遇できたら狂喜乱舞でしたが、画面上で見つけたらめっちゃドキドキするだろうなあ。追いかけて捕まえ損ねたら、泣いても泣き切れないかも……。そういうスリルと緊張を早く味わってみたいですね。

なお、ポケモンを捕獲するためのモンスターボールは、Joy-Conを振ることで投げられます。携帯モードの場合は画面を動かして狙いを定め、Aボタンでモンスターボールを投げるという方法。どちらでもポケモンは捕まえられるけど、なかなか捕まらない場合は友だちに手伝ってもらうこともできます。もうひとつのJoy-Conを振ると、画面上にサポートトレーナーが出現します。サポートトレーナーと一緒にタイミングを合わせてモンスターボールを投げると、ポケモンはより捕まりやすくなり、入る経験値も多くなるというメリットがあります。ちなみに、ひとりでJoy-Conをふたつ操作することもできますが、友だちに手伝ってもらうほうが当然操作はしやすいですね。さらに、バトルでもサポートトレーナーの協力を得ることが可能です。サポートトレーナーは、主人公の手持ちの2番手にいるポケモンを使ってバトルに参加。相手のポケモンが1匹でも、こちらは2匹のポケモンで戦えるので、バトルはグンと有利になるという寸法です。
筆者としては、これまでどおり携帯モードでひとり黙々とプレイしていても、ポケモンはそこそこ簡単に捕まるし、バトルもサクサク進む印象でした。なのに、このいたれりつくせりです。

▲ふたりでボールを投げると捕まえやすくなるが、当然ながらそのぶんボールを多く消費する

冒険の舞台の各地にあるポケモンジムでは、凄腕のポケモントレーナーであるジムリーダーがジムを守っているというのが、『ポケットモンスター』シリーズのセオリー(一部の作品に例外あり)。ジムリーダーをバトルで倒すとジムバッジが手に入り、すべてのジムバッジを入手すると、最終的に主人公が挑むポケモンリーグへの道が開かれます。
長い冒険のなかで、このジムリーダー戦は物語を盛り上げるひとつのアクセントとなっています。ジムに入っても、ジムリーダーにたどり着くまでには、何人かのトレーナーを倒さねばなりません。さらに、ジムによってはパズルのような仕掛けが用意されたりもします。そういったものをクリアして、ようやく強豪のジムリーダーとの対戦となるのです。
筆者が最初に訪れたニビシティジムに入ってみると、ジムに挑むための新たな条件“ジムミッション”の要素が追加されていました。ニビシティジムのジムミッションは、くさタイプかみずタイプのポケモンを見せること。一見、ジム戦が難しくなったような印象を受けますが、ニビシティジムのトレーナーが使ういわタイプのポケモンは、くさ・みずタイプのわざを苦手としています。つまり、「くさ・みずタイプのポケモンがいれば有利に戦えますよー」という誘導でもあり、単にジム戦のハードルを上げているわけではないことがわかります。
今回、久しぶりにニビシティジムのトレーナーたちと対戦しましたが、筆者はくさ・みずタイプのポケモンはジムミッションクリア用に手持ちに入れ、バトルは相棒のピカチュウだけで押し切りました。ピカチュウが、いわタイプの弱点となるかくとうタイプのわざ“にどげり”を覚えていたからです。昔から『ポケットモンスター』って、こうしてさりげなく複数のクリアルートを用意してくれているのがニクいですよね。とにかく、ジムリーダーのタケシが使ってくるポケモン“イワーク”は超巨大! 圧巻のビジュアルで最初のジムリーダー戦を魅せてくれました。

▲ジム戦に挑むには、最初に与えられたジムミッションをクリアしなければならない

▲ニビシティジムのいわタイプのポケモンと戦うには、ピカチュウの“にどげり”のわざが役立ってくれた

▲ニビシティジムリーダーのタケシが使うイワークの大きさは圧巻!

筆者は本稿を書くにあたり、3人のジムリーダーを倒すまで進めてみました。「すごくスピーディーにストレスなく進むなぁ」というのが正直な感想です。力を入れずノホホンとプレイできるし、『ポケットモンスター』に触れたことのない新規プレイヤーも遊びやすいと思います。『Pokémon GO』のポケモンを連れてこられるなどの連携要素もあるので、プレイヤーがもっと流れて来てくれるといいなぁ。筆者の周りには『ポケットモンスター』本編未体験の『Pokémon GO』プレイヤーが多いので、これを機会に本編もぜひ遊んでくれと彼らに主張するつもりです。『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』、今まで以上にビギナーは始めやすい『ポケットモンスター』だと言い切りましょう!  次回はもっと細かい変更点について触れてみたいと思います。

フォトギャラリー

■タイトル:ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ/ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ
■メーカー:株式会社ポケモン
■対応ハード:Nintendo Switch™
■ジャンル:RPG
■発売日:発売中(2018年11月16日)
■価格:各5,980円+税


『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ』『ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ』オフィシャルサイト

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