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波動拳を初めて出せた喜び、覚えてる? 30周年記念の『ストリートファイター』とは

波動拳を初めて出せた喜び、覚えてる? 30周年記念の『ストリートファイター』とは

グラフィックとシステムをさらに一新した『ストリートファイターZERO』

『ストリートファイターIII』の登場が待ち望まれるなか、『ストリートファイターII』の前日談的なパラレルワールド展開の『ストリートファイターZERO』が1995年にリリース。1994年に劇場公開された『ストリートファイターII MOVIE』に感化されて製作された経緯から、アニメーション調のグラフィックに一新されており、見た目のインパクトも大きく変化した。ゲームセンターで稼働しているのを見たとき、ここまで変わるものかと驚いたのを記憶している。

▲セル画のようにテカッとした色合いが当時とても印象的だった

また、対人戦の高度な盛り上がりがマニアックになりつつある反動から、初心者の間口を広げるというコンセプトも込められており、オートガードを導入するという試みや、プレイヤーと協力CPUという2対1の構図で全4ステージを戦う”ドラマチックバトル“というモードを追加。「これなら遊べるかも」と、カジュアル層からの受けも好印象だった。

▲隠しコマンドを入力すると、アーケード版は『恋しさと切なさと心強さと』のインスト版をBGMに、2P協力で『ストリートファイターII MOVIE』の1シーンを再現したドラマチックバトルに突入するという胸が熱くなる演出も

翌年に登場した『ストリートファイターZERO2』では、ボタンの同時押しだけで発動できるオリジナルコンボを採用し、複雑なコマンド入力をせずともダメージを与えられる爽快感で、初級者から上級者まで楽しめるという絶妙なバランスを取ることに成功。続く『ストリートファイターZERO3』では、自分のプレイスタイルに合わせてキャラクターの性能を変えられるイズムセレクトを導入するなど、奥深さを追求していく。

▲『ストリートファイターZERO2』では、リュウに憧れる女子高生・さくらが初登場。『ストリートファイター』シリーズのヒロインとして、現行作の『ストリートファイターV』にも続投している

▲『ストリートファイターZERO3』での登場キャラクターは28人にもなり、当時としてはシリーズ最多となった

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