『ファミコレ』は懐かしさがガチ
『STEINS;GATE』の物語を最新機種で楽しめる『STEINS;GATE ELITE』ですが、本編のアニメーション化と同じくらい筆者の興味を引いたのが、Nintendo Switch™版の初回特典である『ファミコレADV シュタインズ・ゲート』です。こちらは“もし1980年代に『STEINS;GATE』があったら?”というコンセプトで作成されています。Nintendo Switch™の性能に依存して見かけ上をファミコン風にしたということではなく、実際のファミコン用ソフトとしても動作するように開発されているから驚きです。

▲ドットで描かれたゲーム画面もかなりクラシックですが、画面がダイヤル式テレビに映っているという演出もたまらないものがあります

▲ファミコン時代のアドベンチャーゲームを思い出させる画面構成にも懐かしさが止まりません

▲秋葉原を歩き回って人探しや調べものをしていくスタイルでゲームは進んでいきます
タイムマシンを使って悲劇の回避に挑むという話の大筋は『STEINS;GATE』本編と同様ですが、物語はファミコン時代のゲームのように、かなり早いテンポで展開していきます。オリジナル版はおろかアニメ版も知らない人にとっては、すさまじい勢いでネタバレが飛び出すことになるので、まずは本編をプレイしてから遊ぶといいでしょう。
ある意味“忙しい人向け『STEINS;GATE』”と言えるほどにストーリーは圧縮されていますが、セーブ機能がないうえに選択を間違えれば容赦なくゲームオーバーで最初から、というファミコン時代のシビアさまで再現されているので、プレイにはある意味本編以上の緊張感が伴います。ゲームオーバーでやり直しになると泣きたくなりますが、とにかく全体から溢れる懐かしさがたまらないのです。

▲ゲーム冒頭の、牧瀬紅莉栖が血の海に倒れているシーンなどがドットで見事に描かれています。テキストが表示されていくときのピコピコ音も再現されており、ファミコン世代は思わず歓喜の声を上げたくなることでしょう

▲ちなみに、レトロ演出として画面には走査線が走っていますが、Lボタンを押せば走査線をオフにしてクリアな画面で遊ぶこともできます

▲Rボタンで呼び出せる取扱説明書まで、ファミコンの箱に同梱されていたものっぽい気合いの入れようです。イラストのテイストや全体の色味が当時の印刷を再現していて最高です
本作は初回特典のある種おまけソフトでありながら、ドットで描かれたキャラクターや背景、そして8bit感がたまらないBGMなど、特典として終わらせるには惜しいとすら思える作品なのです。なお、PlayStation®4版、PlayStation®Vita版の初回特典としては、岡部以外のキャラクターを主役にしたオムニバス形式のストーリーを楽しむことができる『STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム HD』のPlayStation®4版をダウンロードすることができます。こちらは本編で少しだけ登場したサブキャラクターたちが、本編とは違った役割で登場するなどのファンサービスが詰まっており、『ファミコレADV シュタインズ・ゲート』と並んで魅力的です。
特典の話はさておき、『STEINS;GATE』で描かれる物語は、面白さ、意外性、緊張感、ボリューム、どれを取っても見事のひと言です。アニメーションによってより微細に伝わるキャラクターたちの感情、そしてゲームというメディアで触れるからこそより深く味わえる物語。『STEINS;GATE』を知っている人も知らない人も、ぜひ『STEINS;GATE ELITE』に触れ、その感動を味わっていただきたいものです!
フォトギャラリー
■タイトル:STEINS;GATE ELITE
■メーカー:5pb.
■対応ハード:PlayStation®4 / PlayStation®Vita / Nintendo Switch™
■ジャンル:フルアニADV
■発売日:発売中(2018年9月20日)
■価格:各機種 通常版7,800円+税、ダウンロード版 7,000円+税
※PlayStation®Vita版の初回特典は、PlayStation®4版ダウンロードコンテンツの『STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム HD』です。ご注意ください
PlayStation®4版
PlayStation®Vita版
©MAGES./5pb./Chiyo St. Inc. ©2009 MAGES./5pb./Nitroplus
協力 未来ガジェット研究所








