黒選!メディアコンテンツ研究家・黒川文雄がテーマで選ぶ 3+1  vol. 42

Column

TGS開催中だからこそ読む「Chinajoy 2018」中国ゲームコンテンツ事情の今 3+1選

TGS開催中だからこそ読む「Chinajoy 2018」中国ゲームコンテンツ事情の今 3+1選

メイドイン中国 VR(バーチャルリアリティ)の今

それではバーチャルリアリティ関係の展示体験のお話をしましょう。

みなさんもご存じのように2017年はVR元年と呼ばれ、数多くの家庭用VRコンテンツや、コーエーテクモウェーブ社のVRSENSEを始め、バンダイナムコエンターテインメント社のVRZONEなどゲームセンター向けのコンテンツの展開が積極的に進められました。

しかし、2018年に入ってからはどうでしょうか?なんだかすこし落ち着いた感じが有りますよね。無くなったわけではないのですが、ユーザーもクリエイター側も戸惑っているというか・・・つぎにどんなものを作っていいのかがよくわからなくなっているような気がします。

チャイナジョイではどうかというと・・・昨年参加したゲーム業界の関係者に言わせると、昨年はかなりVR出展が多かったのですが、今年はそれに比べVR系の展示出展物が少ない!というのが実情です。 それでも会場に入ってすぐに目についたのは、昨年の東京ゲームショウ2017で観たことのあるような可動式の大きな筐体を活用したVRジェットコースタータイプのアクトラクションでした。これにはお客さんの反応もグッドでしたが、新しい発見を感じさせるようなものではありませんでした。

このあと、しばらくの間ブースを見て回り、ほとんどのブースがオンラインゲームとeスポーツ推しの状況。やはり・・・ムーブメントは終わってしまったのか?と思ったのですが、3日目のN棟を見学に訪れたときにその考えを改めざるを得ませんでした。

なんと1棟まるごとVRで占められた!?・・・というのは少し大げさですが、N棟では大掛かりなステージイベントを兼ねて展開するVR系シューティングゲームはもちろんのこと、VRドライビング系ゲーム、フリーロームタイプのシューティング系ゲームなどVRの贅を尽くした展開が繰り広げられていました。

VRの未来はまだまだ可能性を秘めていることでしょう。ダイナミックな展開を行う中国にも期待したいと思います。

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