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『マリオ+ラビッツ』本格戦略SLGになったマリオの魅力とは

『マリオ+ラビッツ』本格戦略SLGになったマリオの魅力とは

遮蔽物に隠れて戦う戦略バトル

それではいよいよ、バトルパートについて見ていきましょう。アドベンチャーパートでの探索中、不思議な力で操られたラビッツたちがたむろする広場に足を踏み入れると、戦闘に突入。バトルパートに切り替わり、操作方法も変化します。

▲ふたつのフラッグが立てられた広場があれば、それがバトルパートの合図。しっかりと準備をして挑みましょう

本作のバトルは、ターン制の戦略バトル。各キャラクターは武器を装備し、四角いマスで区切られたフィールドを移動しながら、射程に入った敵を攻撃していきます。最終的に“敵の全滅”や“目標地点への到達”といった勝利条件を満たせばマップクリアとなります。

移動と攻撃はそれぞれ、1ターンに1回ずつ使用することが可能。敵が遠くにいれば移動後に攻撃したり、近くにいれば攻撃してから有利な場所へ移動するヒット&アウェイ戦法が取れたりと、状況に応じて戦いかたを変えることができます。

▲移動から戦闘シーンへはシームレスに移行します。ときにはケレン味のあるカメラワークになることもあり、プレイヤーを飽きさせません

移動時の基本操作として活用したいのが、スライディングとチームジャンプです。移動範囲内にいる敵を選んでAボタンを押すと、スライディングが使用可能。キャラクターが移動する際、選んだ敵に対してすれ違いざまにスライディング攻撃をしかけることができます。

また、移動範囲内にいる味方を選んでAボタンを押すと、チームジャンプが使用可能。味方と協力して高くジャンプし、移動範囲を広げることができます。これらの要素が絡むことで攻撃や移動の順番、移動ルート選びに多くの選択肢が生まれてきます。同時に動かせる味方ユニットは3人と少なめですが、それを感じさせない戦略性あるバトルが楽しめるようになっています。

▲スライディングは1回の移動の中で1度だけ使用可能。武器での攻撃に比べるとダメージは少なめですが、効率よく敵を倒すためには必須のテクニックです

▲段差のあるマップでは、このジャンプを利用して高所に登ることも可能です

戦略シミュレーションといえば、位置取りも重要な要素のひとつ。本作ではとくに、移動距離よりも有利な地点を選ぶことが重要になります。というのも、本作では遮蔽物によって敵の攻撃を防ぐことが可能になっているからです。遮蔽物のない相手に対する攻撃は100%当たるのに対し、背の低いブロックに隠れていたり、ブロックの角から少し姿が見える場合には命中率が50%に減少。完全に障害物に隠れている相手に対しては命中率が0%となります。

▲敵との位置関係によって、命中率は変化します

▲高所を取れば攻撃が当たりやすくなり、さらに与えるダメージもアップします

本作は1撃の被ダメージが重いゲームバランスになっており、数回被弾するとすぐ戦闘不能になってしまうため、攻撃の回避がとても重要。移動の際には、遮蔽物に身を隠せる場所を探して移動するのが基本となります。

しかし、ステージ上に数多く存在するレンガのブロックは敵の攻撃を受け止め続けると壊れてしまいます。同じ場所にばかり隠れていると、身を隠していた遮蔽物がなくなって無防備な姿を晒すことも。身を隠す遮蔽物選びにも注意が必要です。

▲遮蔽物には攻撃が当たると爆発し、さまざまな効果を周囲に与えるブロックもあります

バトルが激しくなるほど、先を読んだ位置取りの重要性は増していきます。じっくりと考えて導き出した作戦が、先の展開にピッタリとはまったときの快感はかなりのもの。『マリオ』シリーズ特有の軽快なテンポと合わせ、気持ちよく遊べる戦略バトルとなっています。

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