Interview

小早川俊輔&佐伯亮が新境地に挑む! 坂口安吾の名作『白痴』に立ち向かう今の心境とは?

小早川俊輔&佐伯亮が新境地に挑む! 坂口安吾の名作『白痴』に立ち向かう今の心境とは?

ここで何も残らなかったら、この先何も残せないと思う

ぜひ今日の読み合わせやディスカッションの感想も教えていただければ。

小早川 僕は普段、自分が役の状況だったらどんな心情になるかということを想像しながら役をつくっていくんですけど、今日皆さんと話してみて、今回に関してはそれだけじゃダメだなと痛感しました。頭であれこれ考えるより、まずは僕自身がその場で生きないと、きっと成立させられない。悩んで、苦しんで、行く手を壁に邪魔されて、それでも何とかそれを避けて前に進むという気力が必要な作品だなって思います。この作品は、伊沢という男が周辺の人たちから大きく影響を受けて感情が動いていくところが、ひとつの見せ場。だから演じる僕自身も、フラットにその場で生きていないと周りからの影響を受けられない。せっかく小説を舞台にするんだから、単に「原作を読めばいいんじゃない?」っていうものには絶対にしたくないので、そのためにも、ちゃんとその場で生きるということを大切にしたいなと思いました。

佐伯 本当にそのとおりで。僕も今日、読み合わせをしながら、どれだけ周りの人が伊沢に影響を与えられるか、そこをもっと考えていかなくちゃいけないなって確信しました。キャストそれぞれのキャラクターがあって、それぞれ伊沢に対するアプローチが違うぶん、自分の役割は何なのかをはっきりさせていかないと、各々の役が成り立たないかなと。あとは、最初に戦争の話が出ましたけど、やっぱり自分の経験していない時代だけに、分からないことがすごく多くて。そこをちゃんとリアルに感じられるまで自分の中に落とし込んでいく作業をこれから本番までの間にやっていきたいなって考えています。

これまで主戦場だった2.5次元系の舞台とはまったく違うジャンルの作品です。本作に懸ける想いを聞かせてください。

佐伯 僕自身、本当にお芝居が大好きで。今も大学に通いながら演技の勉強をしているんですけど、その中でまず『あんステ』という人気のある作品に出させていただけて。それだけでもありがたいことなのに、その次の作品がこの『白痴』ということに、言い表せない嬉しさを感じています。ストレートのお芝居自体が久しぶり。たぶん、皆さん2.5次元の印象しかないと思うので、また違う自分をここでしっかりと見せたいですね。「今までの佐伯亮って何だったの?」っていうくらい自分の殻を破りたいし、変わりたいなと思っています。

小早川 ここで何も残らなかったら、多分この先何も残せないなって。そういう身のギュッと締まるような想いを強く感じています。今まで出演させていただいたどの作品も、それぞれ役として嘘なく真摯に取り組んではいるんですけど、その一方でどこか俳優という目線からこの作品が次にどこに繋がるのかを常に考えている自分もいて。そういう意味でもこの『白痴』は僕のこれからの俳優人生においてすごく重要な作品になると思いますし、中身はもちろん結果も問われる作品になると思っています。稽古期間は短いのですが、そのぶん、集中して取り組みたいですね。

正直に言うと、企画を聞いたときにビックリしました。初主演にしては、相当ハードルの高い作品だな、と。

小早川 僕もビックリしました(笑)。こういう作品にこれまで出演したことがなかったので、よく僕に任せてくださったなと思います。でも、いつかこうしたストレートプレイに挑戦したいと思って今までやってきたので、本当に嬉しいですし、今はすごくモチベーションが高いです。今でも朝起きたとき、ふっと思いますから、「あ、俺、『白痴』やるんだ」って(笑)。それくらい自分の中で重みがある。何かこれからの自分の標(しるべ)となる作品になればと思っています。

舞台『白痴』

2018年3月28日(水)〜4月1日(日)CBGKシブゲキ!!
[チケット一般発売]2018年3月3日(土)10:00〜

STORY
時代は過去。舞台はこの国。戦争が起きている。安アパートが林立し、半分以上は軍需工場の寮となっているが、そのほとんどの部屋には妾と淫売が暮らしており、近所の商店街は荒れ、商品もない百貨店、毎晩開かれる賭場、安酒が消費される国民酒場、それらが雑多にひしめき合っている。そんな小さな町で、若手映画演出家である〈伊沢〉は〈仕立て屋〉が持つ寮の一室に住んでいる。隣家には、町でも有名な資産家ながらも〈気違い〉の一家が住んでいた。
ある日、気違いの妻である白痴の女〈サヨ〉が、伊沢の部屋の押し入れに逃げ込んできたかのように隠れていた。その日から2人の秘密の同居生活が始まる──。

原作:坂口安吾
脚本・演出:ほさかよう
出演:
小早川俊輔 佐伯亮 中村龍介 碕理人 二瓶拓也 谷戸亮太 熊手萌 加藤啓/木ノ本嶺浩

オフィシャルサイト

【募集終了】抽選で2名様に小早川俊輔さんと佐伯亮さんの直筆サイン入りチェキをプレゼント!

※賞品はお選びいただけませんので予めご了承ください

応募期間

※募集期間は終了致しました。

3月1日(木)~3月8日(木)23:59

・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。

※個人情報の取扱いについて
・お客様からいただいた個人情報は、当キャンペーン当選者様へのお問い合わせのために利用いたします。なお、個人情報を当該業務の委託に必要な委託先に提供する場合や関係法令により求められた場合を除き、お客様の事前の承諾なく第三者に提供することはありません。上記をご承諾くださる方のみご応募ください。


小早川俊輔(こばやかわ・しゅんすけ)

1993年10月12日生まれ、大阪府出身。2013年に舞台『飛龍伝』に出演し、以降、舞台、テレビドラマにて活躍。最近の出演作には、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン(宍戸亮 役)、『プリンス・オブ・ストライド THE LIVE STAGE』(諏訪怜治 役)、『ポセイドンの牙』などがあるほか、TVK『猫のひたいほどワイド』水曜レギュラーとしても出演中。また、4月上演舞台『若様組まいる〜アイスクリン強し〜』へも出演。
Twitter(@kbykw_shnsk)
Blog

佐伯亮(さえき・りょう)

1995年10月10日生まれ、広島県出身。〈ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト〉出身。以降、舞台、テレビ、映画にて活躍。サンミュージック若手俳優ユニット“SUNPLUS”に所属。最近の出演作には、【舞台】『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』(守沢千秋 役)、『Fate/Grand Order THE STAGE』(藤丸立香 役)、【テレビ】NHK Eテレ高校講座『ベーシック英語』レギュラー、TVK『猫のひたいほどワイド』2016年度レギュラーなどがある。
Twitter(@SaeKi_ry0)
Blog

画像ギャラリー

原作本 『白痴』

『白痴』

著者:坂口安吾
出版社:オリオンブックス

< 1 2