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MOVIE REVIEW『Re:LIFE〜リライフ〜』

MOVIE REVIEW『Re:LIFE〜リライフ〜』

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ヒュー・グラントが
落ち目の脚本家を演じた人生再考映画

『 フォー・ウェディング』(’91年公開)、『ノッティングヒルの恋人』(’99年公開)、『ブリジット・ジョーンズの日記』(’01年公開)などなど、ハリウッドコメディとはユーモアのセンスで一線を画す英国映画で、独特のペーソスと存在感を発揮してきたヒュー・グラント。

かつては英国イケメン俳優の看板スターとしても注目された彼が、55歳になった今、あえてチョイスしたのは落ち目の脚本家役。

アカデミー脚本賞を受賞して以来15年、泣かず飛ばずの主人公キースが、エージェントが無理矢理掘り出してきた田舎の大学講師という地味な仕事を渋々引き受け、身勝手な言動で周囲からどん引きされる様子を実に軽妙に演じている。

しかし、学生たちにシナリオのノウハウを真面目に教える気などさらさらなかったキースが、やがて、若い才能との対比の中で自分の向かうべき道を発見していく。

原題の“リライト”(書き直し)を“リライフ”(言ってみれば“生き直し”)と替えた邦題も的確な人生再考映 画。キースがまくし立てる映画の楽屋落ちネタも楽しい、映画ファン・フレンドリーな1作でもある。

清藤秀人


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映画『Re:LIFE〜リライフ〜』

配給 キノフィルムズ
公開 11月20日(金)全国ロードショー
監督 マーク・ローレンス
出演 ヒュー・グラント、マリサ・トメイ、ベラ・ヒースコート、J・K・シモンズ、クリス・エリオット ほか

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