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『世界樹と不思議のダンジョン2』危機一髪のサバイバル3番勝負

『世界樹と不思議のダンジョン2』危機一髪のサバイバル3番勝負

2017年8月31日に発売され、各方面から好評を博している『世界樹と不思議のダンジョン2』(以下、『セカダン2』)。『世界樹の迷宮』と『不思議のダンジョン』という、日本のダンジョンRPGを代表するふたつのシリーズによるコラボタイトルということもあり、すでにプレイしている人も多いことでしょう。

これらのシリーズに共通する魅力のひとつに、プレイヤーの知恵と根性を駆使して危機に立ち向かう、サバイバルのおもしろさがあります。ここでいう危機とは、決してボスバトルのような特別な戦いだけではありません。パーティを全滅させ得る要素は、ダンジョン内のいたるところに存在しています。それは『世界樹の迷宮』や『不思議のダンジョン』シリーズをプレイした人であれば、身に染みて理解していることでしょう。

今回はそんな身近に潜む危機の中から、頻繁に発生し、ヒリヒリするような面白さが味わえる定番のケースを3つピックアップ。ふたつのシリーズの要素がクロスする、本作ならではの魅力に斬り込んでいきます。

文 / 大工廻朝薫(SPB15)

1.最大の敵は自分自身(の胃袋)

ダンジョン内においては、どんなに強い冒険者にも等しくつきまとう強敵、それが“空腹”です。

たかが空腹、と侮ってはいけません。持ち物を雑草に至るまで食べ尽くしてもなお空腹が止められず、一歩一歩死に近づいていく恐怖は、『不思議のダンジョン』ファンなら一度は経験していることでしょう。伝統あるこのシステムは、『セカダン2』でも健在です。

本作では満腹度に相当する“FP”という数値が、パーティメンバーの4人それぞれに設定されています。各メンバーのFPは、ダンジョンに入った時点では100%の状態。FPはキャラクターがリーダーとして行動しているあいだはターン経過とともに減っていき、0%になると今度はHPが減少を始めます。そしてそのままFPを回復せずに行動し続けていると、最終的には戦闘不能に陥ります。

▲リーダーとはプレイヤーが操作しているキャラクターのこと。状況に応じて切り替えることが可能です

FPは食べ物を食べることで回復するのですが、欲しいときにいつでも食べ物が手に入るとは限らないのが『不思議のダンジョン』。本作の場合、ダンジョンの入口から最下層まですべてのフロアを巡っても、食料をひとつも入手できないということだって少なくありません。ときには薬を飲んで飢えをしのがなくてはならない場面すらあります。

前作では結晶床を踏むことで少量ながらFPを回復することが可能でしたが、今回はそれもなくなったことで、ますます食料の重要性がアップしています。ダンジョンへ挑む際には、あらかじめ十分な量の食料を用意していくとよいでしょう。

▲食料となるパンはガラク工房にて購入可能です

とはいえ、長いあいだダンジョンを探索していると、事前準備を行ったうえでなお食糧不足に陥ることもあります。そんなときに覚えておきたいのが、リーダー以外のメンバーはFPが減少しないという点。FPが0%になったキャラクターでもリーダーにしなければ、HPの減少もないままに動き続けることが可能です。

これを駆使すれば、パーティメンバーの4人全員のFPを使い切るまで、空腹を気にせずに動き回ることができます。

▲FPが減ったキャラクターはできるだけ手動操作を避け、FPを使い切らないように注意しましょう

とはいえ、これはあくまで応急処置的な対処方法。食料を手に入れられないまま4人全員のFPが0%になってしまえば、あとはゆっくりと全滅を待つばかりの状態になってしまいます。

全滅してしまえば、所持していたアイテムと装備の一部を失うことになります。たかが空腹と侮らず、FPが少ないときには思い切って探索を中断する勇気を持ちましょう。とはいえ、FP減少のタイムリミットが迫る中で目的を達成すると、とんでもなく気持ちいいですが。

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